ナッツでご機嫌なまいにちに!

おいしく食べて心地よく眠る
体と心がともに元気でいること

ご機嫌でいるために健康をつくる食はとても大切です

好きな食材を合わせたり細かい分量は気にしない
ただ美味しく作って食べるだけ


保存ができて栄養価も高い
ナッツにはいいことがたくさんあります

気軽に取り入れる方法や、他の食材と組み合わせてひろがるレシピなど
世界各地で栽培されるナッツの生い立ちとともにご紹介します

ナッツのルーツに大きくかかわる仕組みとは?

スプーンで量る胡桃
袋入りナッツ
胡桃
ピスタチオ
胡桃を持つ女性
さまざまなナッツ

fairtrade

ナッツは日本ではほとんど採れないため、世界各地から輸入しています。

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、生活改善と自立を目的とした貿易取引のしくみのこと。

品物の代金とは別に、生産者の地域向上のために使われるプレミアム(奨励金)と呼ばれる代金を支払います。プレミアムは、機器の購入や品質や収穫をあげるための訓練、学校の整備やインフラの建設、保健医療、奨学金制度などの教育に、生産者自身が用途を決めて使われます。

安全な食品を世界から輸入するわが国では、栽培する段階から協力していくことが大切です。フェアトレードの商品はそのひとつです。
生産者がより栽培しやすい環境を守るお手伝いができればと考えています。

現地の3人の女性たち
ナッツの収穫

小さな加工業者が集まり多様な業態で販売をしているのが日本の特徴。

ロースト→選別→味をつける、この流れを経て袋や缶に詰める作業。
砕いたり粉にしてパンや製菓製造メーカーに納入するまでの一連の作業。これらを分業しているところもあれば、最終製品まで1社で行うところなどさまざまです。

業者の連合体「日本ナッツ協会」の輸入統計によれば、毎年ほぼ安定した輸入量のうちパンや菓子に使われるアーモンドがトップ。世界の生産量が少ないためその年の出来高(生産量)によって価格が変わります。

輸入に頼る日本

国際的な食品規格を定めるコーデックス委員会での設定基準をもとにして、日本への輸入の際にも規格基準をつくるよう検討を重ねてきました。食品中にカビ毒(アフラトキシン)を検出してはいけないという規制を、1971年から設けています。

アフラトキシンを含む食品について、総アフラトキシン量を10mg・kg以下にするという規制値が、2011年の10月から落花生や木の実に適用されました。
*かび毒は一般に熱に強く、加工・調理しても毒性がほどんど減らないため、農産物の生産・乾燥・貯蔵などの段階で発生を防ぐことが重要です。

公正な取引

従来の貿易では、輸出業者、輸入業者、卸問屋、小売店などの中間業者がマージンを得ていたため生産者に利益が回らず、情報の不足により買い手を選べない状況から低賃金が続いていました。
フェアトレードが大きく違う点は、中間業者を通さず取引ができること。マージン分は、フェアトレード団体や小売店消費者が負担することなく生産者の収入になります。生産者から消費者までの仕組みを変えて、公正な価格での取引を行うことが目的です。

しかしながら、先進国におけるフェアトレード認証商品の売上げの規模は小さく、認知度を上げ売上を高めるためにはどうしたらよいのか課題が多くあります。
貿易が効率的でなくフェアな取引ではない現状を知ることは、生産者と消費者の関係を知ることでもあります。